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理容室のあの看板の歴史は古い?!

理容室の前にある、赤・白・青の3色のクルクル回る看板は誰もが1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

あの看板、正式には『サインポール』と呼ばれ、英語では『バーバーズポール』と呼ばれています。

しかし、マークは世界共通なんですよ!(一部で配色を変えている所もあるようですが)

小さい頃、『あのクルクルはどこに吸い込まれていくんだろう?』

なんて子供ながらに思っていましたが、赤・白・青の3本の線がZ巻きになった状態で回っているので、

吸い込まれているように見えていたんですよね。(笑)

何故、赤・白・青?!

よく言われるのは、赤→動脈・青→静脈・白→骨といった説もあり、記録がはっきりと残っていないので、

諸説あるようなのですが、1番有力といわれているのが、その当時、医療行為であった『瀉血(しゃけつ)』という

治療法を、理容師が行っていた事が由来のようです。

え?理容師が医療行為??

と思いますよね。私も思いました。

12世紀頃の理容師は、外科医としても仕事をしていたようです。

その治療の中に、『瀉血(しゃけつ)』というものがあり、患部を切開して悪い血を抜き取るというものでした。

その血は、患者に握らせた棒に流れるようになっていたので、その棒を『赤』、

傷口に巻く白い包帯を『白』として、それぞれ表し看板にしていました。

しかし、18世紀頃に理容師は外科医と分けられ、区別がつくように、理容師の看板には『青』が加えられ、

現在の『赤』・『白』・『青』の3色になったといわれています。

確かに、病院は赤と白の十字マークが多いので納得できる部分もありますよね。

ちなみに、日本で最初にサインポールをお店の看板として使ったのは、

明治3年、東京の常盤橋に庄司辰五郎さんが出した『西洋風髪剪所(せいようふうかみはさみしょ)』

現在は『荘司調髪所』(大阪)だったようです。

こちらのお店は、創業151年、大阪で89年続いているそうです。

サインポールの歴史って意外と古いんですね。

そんなサインポールは、当店もお店を見つけて頂く目印となっています。

1つ目は、ビル入り口にある小さく可愛いデザインのもの。

2つ目は、ビル4階のお店の入り口にあるもので、以前のお店『理髪佐藤』から譲り受けたもので、

『理髪佐藤』がオープン当初から使っていたら約50年になりますので、かなり長く使っているんですよ。

歴史だけでなく、技術やサービスもさらに良いものにして、これからも受け継いでいきたいと思います。

そんな歴史のあるサインポールを目印にご来店頂ければと思います。

 

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高輪 手島理髪店

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